食物アレルギーは病気なんですか?

 

食物アレルギーは病気なんですか?

先日(2014.7.8)、大阪国際会議場(グランキューブ)で行われた、外食事業者向けのアレルギー情報管理勉強会において、当団体に質問がありました。

まだ、社会に食物アレルギーが認識されていないことを痛感したため、ここに書かせていただきます。

 

このアレルギー情報管理勉強会の当団体講演冒頭で、「食物アレルギーは病気です」とお伝えしたところ、最後の質問時間に、以下の質問を一番はじめに頂きました。

 

質問

「食物アレルギーは病気なんですか?」

 

質問をいただいた瞬間、社会に食物アレルギーの認識が広まっていないことを痛感しました。

 

食物アレルギーは特定の条件がそろった時に発症し、それ以外では、いわゆる普通の方と同じ状態に見えるため、食物アレルギーのない方にとっては、病気と捉えにくいのかもしれません。また、治療の基本が、“原因となる食品を除去すること”であるため、それ自体が治療ととらえにくく、上記のような質問が出てきたのだろうと思います。

※除去とは、原因となる食品を意図的に食べないことです。

 

食物アレルギーは病気です。

治療の基本は、原因となる食品を食べないことです。

 

いわゆる「食べて治す」と言われる、経口免疫療法いう治療方法がありますが、未解明な部分が多く、治療として確立されていません。また、この治療は、医師の指導に従い行われるものであり、個人の判断だけで行われるものではありません。この「食べて治す」に関しても、言葉だけがひとり歩きしてしまっているように感じます。

 

当事者の中にも、「病気」と捉えて欲しくない気持ちをお持ちの方もいらっしゃると思います。

今の社会で流通する主要な食品がたまたま食べられないだけ、と捉えているかたもいらっしゃるでしょう。

 

食物アレルギーに対する認識がまだまだ十分でないこと、「食物アレルギーは病気である」という認識を広めなければならないと痛感しましたので、ここに書かせていただきます。

正しいご理解を、よろしくお願いいたします。